2010年10月24日

GAP

GAPという題名から、皆様何を連想しましたか?
殆どの方が、洋服屋さんのGAPを連想したと思いますし、Googleで調べても殆ど洋服屋さんのGAPしか出て来ないでしょう。
本題とは異なりますが、ブランドイメージとは凄いものです。

1969年に操業した"GAP"の由来は、"Generation GAP"。基本的でシンプルな洋服であるジーズとTシャツを販売することで、親と子供との世代間の隔たりを縮めるという意味であったそうです。

今回の本題はこの"GAP"=“隔たり”に関してです。

このVTRの中で、Michelle Obamaさんがご主人のBarackさんが主張する「現実と理想とのGAPを縮める努力」について触れています。お時間があればご覧下さい。(非常に分かり易い英語であり、教育に焦点を当てたお話なので子供さんにも見てもらいたいな)



“現実”を嘆くことは誰でも簡単にできます。しかし“理想”を描くということは実はかなりの努力がいることであり、ましてや“GAP”を埋めるという行動は相当な能力とエネルギーが必要になります。
人夫々、理想が異なると思います。理想が、かなり現実に近いところにあったり、夢物語のように遥かかなたにあったり。


今年サッカー日本代表監督に就任されたAlberto Zaccheroni氏は、就任早々に大きな変化をもたらし素晴らしいスタートを切りました。
Zac氏が何が違うのかと言う点を、私は"世界とのGAP"を一番知る指導者であり、その“GAP”を埋める事ができる人物だと感じます。



歴代の監督、特に岡田監督が今年のWCで“世界とのGAP”を顕著に埋めた事により、選手の気持ちの中で“目に見えるGAP”に変わり、そしてそれに向かって就任早々のZac氏の指導に食らいつく事ができたのではないでしょうか。

Zac氏の指導者として、人間として素晴らしく卓越したところを象徴する行為をある記事で読みました。
「加熱した日韓戦の終了後、Zac氏は監督としては非常に珍しくグランドの中に入って行って、笑顔でレフリー達と握手をして来た。本来であれば、韓国選手のハンドの判定を見逃したレフリーに怒りを表す場面だったにも関わらず。」

ここに、Zac氏の人間の器の大きさと、そしてもっと重要な事に彼はいかに正確に“GAP”を埋めて行くかと冷静に考えて行動をしているかが分かります。就任後一ヶ月も経っていないこの指揮官の行動と指導力を、是非日本の経営者に見習って頂きたい。

・ 出来る限り現場に足を運ぶ
・ 現状を認め、現状に敬意を払い、現状に感謝する
・ そして、人前では個人名を上げた評価はしない


ここで私はこう考えます。今の日本企業で、この“GAP”を埋める事業行動を取っている会社はどれくらいあるのだろうか?

「GAPとは現実と理想の間を示す」と申し上げました。
前年対比予算対比はここで言う“GAP”には相当しません。


先週シカゴに俳優の榎木孝明さんがお出でになり、映画「半次郎」の上映とライブトークショーを行いました。



この映画の最後に榎木さんご自身の言葉が流れます。

「道しるべを持たない若者と、道しるべを示せない大人の人に、この映画を捧げます。」


“個人の理想”
“社会の理想”
“組織の理想”
“国家の理想”


Michelle Obamaさんのスピーチ = Alberto Zaccheroni氏の行動 = 映画『半次郎』 全て共通していると感じるのは、私だけでしょうか?


Grand Canyon級のGAPに挑戦している“無謀不動産”










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Posted by 大春 敬/Tak O'Haru at 23:15│Comments(4)元気
この記事へのコメント
無謀だなんて思いませんよ!?

外資系企業(日本に居るからこんな呼び方になってしまいますが...)に
長年勤務していると常にGAPへの挑戦です(^^;

“お客様の期待値と会社の期待値のGAP”
“本社の戦略と日本市場のGAP”
“上司の意向と現場・現実のGAP”

ただ冷静に考えてみれば...
外資系に限らず日本企業だってお客様との間には
沢山のGAPが存在しているのが常ではないでしょうか(@_@;

そんなGAPが存在するからこそ我々の存在意義もある訳で、
GAPへの挑戦こそ人生かな...
なぁ~んて恰好良いこと言ってますが、
泣きたくなる時だってあるんですよねぇ~これが(笑)

ですが...
「空が泣いたら雨になる...山が泣くときゃ水になる...
俺が泣いても何にも出~な~い~...」って、
大昔のTVドラマの主題歌を心で歌いながら頑張る...
東インド会社ですぅ☆
Posted by 東 邦彦 at 2010年10月25日 01:22
嗜好と味覚がかなり子供的な私のとても想い出深く大好きなディズニー映画「ダイナソー」は、私に苦境でも諦めない心を教えてくれました。

映画の中で、絶望的な状況下、何とか脱出しようと試みる仲間に向かって、Brutonというネガティブになってる恐竜が「But why doesn't he let them accept their fate? I've accepted mine.」と。

仲間のPlioが「あんたの運命って何なのよ!?」と聞いたんです。Brutonは「ここで死ぬってことだ、そういうもんだろ」と生きることを諦めた発言をしたのです。

そこでPlioが返した「Only if you give up, Bruton. It's your CHOICE, not your fate.」という台詞に私は感動し思わず泣いてしまいました。

この台詞、今でも鮮明に思い出せます。

天のせい、運命のせい、誰かのせい、にすることは容易いことであり、気が楽になるのかもしれませんよね。でもそんな事しても何も変わらないんですよね。努力しなくちゃ。

「今」というのは、自ら取捨選択し、自ら決断してきた「結果」であると思っています。その先は、やはり自ら選び自ら決めて歩んでゆく。だから、運命は変えられる、この映画を観て学んだことです。ですから、Everything happens for a reason. Nothing happens by chance or by means of good luck. って思います。

そして、その図体の割には実に情けないBrutonに向かって年老いたメス(おばーちゃん)恐竜(ベイリーンだったかな)がこう言い放ちます。
「How DARE you waste that good fortune by simply giving up? Shame on you. Shame on you! SHAME on you! ・・・」

身体と精神のGAPが酷い"日本在住宇宙人"
Posted by COO at 2010年10月25日 16:12
くに先輩:

いいえ、先輩が涙を流せば、明日への活力が生まれます。その活力が、周りの人にエネルギーを与えます。大きな影響を生みますよ!

「お客様との間のGAP」が自分たちの存在意義を生むというのは同感。しかし、ここで問題提議をしたいのが、その“GAP”を埋める仕事に対する“対価”です。プロフェッショナルサービスはただという日本的発想は、まだまだ根強くあるのではと感じます。

現実はどうですか?

疑い不動産
Posted by 大春 敬/Tak O'Haru at 2010年10月25日 22:11
分かり易い例え話が...
サービスの意味を間違って広めてしまった日本人が、
一体誰なのかは知りません(@_@;

...が、
日本的解釈では永年「サービスとはオマケ」的な解釈が横行し、
米国では古くから「サービスとは何かを役務を提供して対価を得ること」
だと理解されていますよね。

日本でもサービス業って定義があるのに、
誰も「何でもかんでもタダで提供してもらう仕事」だなんて
間違っても思っていないと思うんですけどねぇ(>_<;

それでも、小生も一時、身を置いたことがある某外資系企業達が
有償サービスと称して役務と対価の関係を広める努力をした御蔭で、
昔に比べれば少しはマシになっていると思います(笑)

何でもタダなんて有る訳が有りませんよねぇ~☆
Posted by 東 邦彦 at 2010年10月26日 02:33
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