2010年08月19日

松井 秀喜 さん

人間力/致知出版社かのメールにこうありました。

私は、この5打席連続敬遠の話が大好きです。
阿久悠さんは、松井秀喜さんの態度を見て感動し詩を送ったといいます。

人間、こう有りたいと思います。
男として、こう有りたいと思います。
スポーツ選手としてこう有りたいと思います。
競技者としてこう有りたいと思います。

できるでしょうかあなたは???


       「5打席連続敬遠秘話」
       
       
            山下智茂(星稜高校野球部監督)
        
       『致知』2004年5月号
         特集「人生の詩」より


────────────────────────────────────

(高校時代の松井秀喜選手はいかがでしたか?)


いまでも忘れられないのが、入学した日、
「おめでとう」と言って握手した時のことです。
手が象の皮膚のように硬くひび割れていたのです。

ちょっとやそっとの素振りではああはなりません。
こいつ、どんだけ練習してんのや、とこっちが驚くほどでした。

才能もあったけど、才能を生かすための努力を
怠りませんでした。
それにご両親もしっかりした方々で、
三年間で松井の両親と話したのは三回しかないんです。


まず入学に際して
「よろしくお願いします」。

ドラフトの時、
「先生、相談に乗ってやってください」。

そして卒業の時、
「三年間どうもありがとうございました」
の三回です。


野球部の中には

「監督さん、なぜうちの子を試合で使ってくれないの?」
「なんでうちの子ばかり叱られるの?」

と言ってこられる親御さんもいますが、
松井の両親は百%息子を信じ、
学校を信じてくださっていたから、
一切口出しはなさいませんでした。


(松井選手とはいまでも親交があると伺っています)


義理堅いから、こっちに帰ってくると
必ず挨拶に来るんです。
で、来るたびに僕が読んで
「いいな」と思った本を彼に渡しています。


彼は高校時代、電車で一時間かかる町から
通っていたのですが、行き帰りで本を読むように勧めました。

最初は野球が上手くなってほしいから
野球の本を読ませていましたが、
次第に『宮本武蔵』や『徳川家康』などの歴史小説を薦め、
最後は中国の歴史書とか哲学書を読ませました。
プラトンとかアリストテレスとか。

本を読めば知識が広がるだけじゃなくて、
集中力が高まるんです。
それは打席に立って発揮する集中力に繋がるんですね。


それに彼にはただのホームランバッターではなく、
王・長嶋に次ぐ本物のスターになってほしかったから、

「日本一のバッターを目指すなら心も日本一になれ」

といつも言っていました。

彼は最後の夏の甲子園で話題になったでしょう。


(5打席連続敬遠されても、平然と一塁に走っていった試合ですね)


実はあの前年、高校選抜で一緒に台湾に行ったんです。
現地の審判だから当然台湾びいきで、
顔の前を通ったような球もストライクにする。


松井は頭に来て、三振するとバットを地面に叩きつけたんです。
その時、


「おまえは日の丸をつけて来ているんだ。
 石川代表じゃない。球界最高のレベルを目指すなら、
 知徳体の揃った選手になれ」


と懇々と話をしました。


(先生のお話を翌年にはしっかりと理解されていたんですね)


ええ。彼がいた3年間は甲子園に連続出場できたし、
最後の国体では優勝もしました。
スケールの大きな夢を追いかけた楽しい3年間でした。
 

皆さんからも良いお話待っております!


5打席連続三振不動産



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Posted by 大春 敬/Tak O'Haru at 08:59│Comments(5)スポーツ
この記事へのコメント
松井秀喜さん
僕が日本のアスリートで一番大好きな人。
同世代、実家が近い、彼の友人と親しい、アメリカンドリーム
理由は多々あります。
僕は基本的に有名人のファンになることもありません。
しかし彼だけは特別です。
徳が高い素晴らしい選手ですね。

ちなみに米国のアスリートで大好きなのは
ヤンキースのジータです。


彼がメジャーで活躍している間に渡米することが目標の
ベンチャー経営者
Posted by AIGC, INC.AIGC, INC. at 2010年08月19日 10:57
大春さんの言いたいこととは少しずれてしまいますが、
この5打席連続敬遠は色々なところで番組になったり、
裏話が書かれていたりしますよね。

松井を敬遠することで次の5番打者、(岩月だったかな?)の
弱点を徹底的に研究していたそうです。エースが故障中で
2番手ピッチャーだったのでなおさらそういう作戦だったような。

でも、全部の打席で1発出れば、逆転か同点というシチュエーション
でしたよね。

今、日本では高校野球をやっていますが、愛知県では中京大中京と
東邦かどっか有名校でベンチに入れなかった3年生同士で
もう一つの甲子園と言う事で夏の大会が始まる前にやるようです。

3年生でスタンドで応援している子をみると本当に立派だと
思います。腐ってしまう子もいると思いますが、選手も
監督も応援席もみんなで戦っているような…。

今、息子の少年野球のコーチをしていますが、この間の
酷暑の中ある大会の準決勝でいつも控えの子がベンチで
大声出したり、守備から戻ってくると“飲み物ここにあるぞ!”
“冷えたタオルいる奴?!”ってマネージャーみたいに
出ている子を気遣う子がいて。涙が出そうなくらいうれしい
気持ちになりました。みんなで戦っているな、って感じで。
Posted by クロイ at 2010年08月19日 11:16
彼がメジャーで活躍している間に渡米することが目標の
ベンチャー経営者 殿:

Derek Jeterも格好良いけど、A Rodもめちゃめちゃ格好いいっすよ。
両方とも生で見た事がありますが、凄くデカいけど強烈にバランスがいいし、顔も仕草も格好良い。

松井が活躍している間に???今年中に来ないと・・・

中学野球部キャプテン不動産
Posted by 大春 敬/Tak O'Haru at 2010年08月19日 19:59
くろいちゃん:

勝つための戦略、ルール内での工夫、これを精神論で責めるわけには行きませんよね。
だから、そもそも勝負を避けるような”敬遠”という行為を認めているルールがおかしいのです!
In field flyのようなプレーが決められていたり、ボークを認めるくせに、なぜ、敬遠が認められるのか? 少なくとも、キャッチャーが始めから立ち上がるのはおかしいですよね。


少年野球の話

日本の各スポーツのレベルが、世界のレベルに達しない理由の一つに、クロイちゃんが指摘する問題があると思います。
控えの選手が応援するのは美しいけれど、9人しか出場しない野球部に100人も部員がいることがおいかしい。

アメリカの高校では、各運動部は毎年Tryoutを行い、Varsity(一軍)Junior Varsity(二軍)、Sopohmore(二年生チーム)、Freshman(一年生チーム)と分かれてチーム変成を行う。
夫々のチームにコーチ陣がいて、Varsity TeamのHead Coachが全体を総括する。
良い選手であれば、どのレベルにも入るが、毎年Tryoutを行うので、去年のレギュラーが今年なれるとも分からないし、シーズン中でも入れ替えはある。

つまり、全てのレベル別に全ての選手に機会が与えられるので、ちゃんとレベル別に大会もあるし、そこでの競争がある。

日本では、レギュラーにならないと試合がない。大学のラグビー部でもせいぜい一軍、二軍まで。100人を超える部員の30%程度しか試合の機会が無い。

これでは、新しい才能の開発など出来ない。

もっと、もっと、チームを細分化して、レベルごとで競い合い、自分たちを進化させ開花する機会を与えるべきでしょう。

スポーツにもっともっとお金を使わないと!
Posted by 大春 敬/Tak O'Haru大春 敬/Tak O'Haru at 2010年08月19日 20:29
スポーツだって...仕事だって...遊びだって...
集中しなきゃ結果は出ないんだなっ(^o^;;
Posted by 東 邦彦 at 2010年08月20日 07:08
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