2014年12月29日

黒田博樹さんの決断


先日発表になりました
黒田博樹さん広島カープ復帰のニュース

カープファンにはこの上ない喜びでしょうが
MLB関係者には強烈な印象を残した
歴史に残る決断と言えるでしょう


アメリカ人にも当然義理人情はあります
特にビジネスでの人付き合いでは
個人に対して敬意を表することは
組織を尊重する日本人以上かもしれません


世界中のプロフェッショナルスポーツで
お金ではなく義理人情のために
数倍以上のオファーを蹴った事例は
恐らくこれからもないのではないかと思われます


”黒田の男気に惚れた!”

なんて軽くコメントをする業界人がいますが
そんな簡単な話ではないと
マスメディアももっと主張すべきだと思います



プロスポーツの世界にいる人たちは
一般サラリーマンとは異次元の報酬を手にしていますので
金額的な質問をされてもピンと来ないとは思いますが
十数億円という金額の差をみなさんはどうお考えになりますか?


プロの世界は
その一人ひとりの将来的価値や功績に対して報酬を支払います
NY Yankeesの場合
田中さんが契約金以上の価値生むと確信して投資を決断しました

黒田さんはMLBで過去5年間連続二桁勝利という実績を基に
一年間ローテンションを守りきれるという価値を認められ
20億円という投資をいくつかの球団が決断しました


ここでは日本で有りがちな他の選手との比較評価ではなく
一人一人がビジネスとして成り立つか成り立たないかという
絶対評価で報酬を決定する仕組みです


この事実を言い換えれば
MLBという組織は
黒田さんの実力から20億円という価値を引き出せる
環境整備をしているリーグであり


NBPという組織は
黒田さんに4億円の価値しか生むことができない
リーグであるということです


正に自分自身のパフォーマンスや人間性が売り物であるプロ選手が
自らの価値を低減する環境に敢えて自ら身を置く
アメリカ人でなくても世界中の人が理解に苦しむ決断です


他のビジネスに置き換えてみてください

市場が異なるからと言って同じ機能の製品やサービスの価値を
5分の1に下げてビジネスをすることはあり得ないことでしょう



そしてもう一つ想像以上に重く大きな価値は
MLB Service Timeという尺度です


ダルビッシュさんがインタビューで強く主張していましたが
MLBに在籍をした年数そのものがアメリカではもの凄く尊敬され
高い評価を受けるのです


これはMLBだけでなく
PGAでもNFLでも同様です

それだけ生存競争が厳しく
義理人情だけで生きていける世界ではないということ
真剣に評価しているのでしょう


まさに40代ピッチャーで来季MLB最高額のオファーを受けた黒田選手が
言葉では言い表せないほど貴重な環境から
広島へ戻るという決断


球団責任者が
「カープにとっては大きな出費だが、、、」
なんてコメントをしていますが

とんでもない勘違い発言です


「4億円しか払えずに誠に申し訳ない」
と言って頂きたい



黒田さんご自身もこう表現しています

「たくさんの時間を熟考に費やしました
悩みぬいた末、野球人生の最後の決断として、、、」


改めて
黒田博樹という男
ダテにMLBで5年連続200イニング投げ切って来た投手ではありません


この凄さを
"男気"
なんて軽い表現で終わらせないで頂きたい


しかしこの黒田さん
いったいどんな人なんでしょうね?


是非一度一杯やってみたい不動産






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Posted by 大春 敬/Tak O'Haru at 23:05│Comments(0)スポーツ
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