2010年09月30日

日本人の誇り シリーズ 第三弾 〜ベストを尽くせ!〜


またまた『致知』からのご紹介です。
この文章を読んで、全身が痺れました。
是非、皆様もご一読ください。

命がけとはこのことです。
イラクで亡くなられた奥大使が最後に送付されたe-mailを読んだことがあります。
これも壮絶なものでした。

人間をここまで駆り立てるものとは何なのでしょうか?

ご感想、コメント、頂けると幸甚です。


ベストとはほど遠い不動産屋


「ベストを尽くす」
      ~~~~~~~~~~~~~~~~~

       中田武仁(なかた・たけひと=国連ボランティア終身名誉大使)


               『致知』2008年9月号「致知随想」
               ※肩書きは『致知』掲載当時のものです
http://www.chichi.co.jp/monthly/200809_index.html

…………………………………………………………………………………………………


平成四年になって間もなく、大阪大学を卒業し、
外資系のコンサルティング会社に
就職が決まった息子の厚仁(あつひと)から、
一年間休職し、国連ボランティアとして
カンボジアに行きたい、という決意を打ち明けられた。

カンボジアは長い内戦をようやく抜け出し、
国連の暫定統治機構のもとで
平成五年五月の総選挙実施が決まった。

人々に選挙の意義を説き、
選挙人登録や投開票の実務を行う選挙監視員。
それが厚仁が志願したボランティアの
任務の内容だったのである。


厚仁の決意は私にとって嬉しいことであった。
商社勤めの私の赴任先であるポーランドで、
厚仁は小学校時代を過ごした。

いろいろな国の子どもたちと交わり、
アウシュビッツ収容所を見学したことも契機となって、
世界中の人間が平和に暮らすには
どうすればいいのかを考えるようになった。


世界市民。

その意識を持つことの大切さを
厚仁はつかみ取っていったようである。

一年間のアメリカの大学留学も
その確信を深めさせたようだった。
国連ボランティアは、
厚仁のそれまでの生き方の結晶なのだ、と感じた。

だが、現地の政情は安定には程遠い。
ポル・ポト派が政府と対立し、選挙に反対していた。
息子を危険な土地に送り出す不安。

私には厚仁より長く生きてきた世間知がある。
そのことを話し、それらを考慮した上の決意かを問うた。
厚仁の首肯(うなず)きにためらいはなかった。
私は厚仁の情熱に素直に感動した。



カンボジアに赴いた厚仁の担当地区は、
政府に反対するポル・ポト派の拠点、コンポントム州だった。
自ら手を挙げたのだという。
私は厚仁の志の強さを頼もしく感じた。

厚仁の任務があと一か月ほどで終わろうとする
平成五年四月八日、私は出張先で
信じたくない知らせを受けた。


厚仁は車で移動中、何者かの銃撃を受け、
射殺されたのだ。


現地に飛んだ私は、厚仁がどんなに
現地の人びとに信頼されていたかを知った。
厚仁の真っ直ぐな情熱は、
そのまま人びとの胸に届いていた。

カンボジア佛教の総本山と尊崇されている寺院で、
厚仁は荼毘(だび)に付された。
煙がのぼっていく空を見上げた時、
厚仁は崇高な存在になったのだと感じた。


私は決意した。

長年勤めた商社を辞め、
ボランティアに専心することにしたのだ。
そんな私を国連はボランティア名誉大使に任じた。

そういう私の姿は厚仁の遺志を引き継いだ、
と映るようである。
確かに厚仁の死がきっかけにはなった。
だが、それは私がいつかはやろうとしていたことなのだ。
厚仁のように、私もまた自分の思いを貫いて
生きようと思ったのだ。

私はボランティアを励まして
延べ世界五十数か国を飛び回った。
それは岩のような現実を素手で
削り剥がすに似た日々だった。

ボランティア活動をする人々に接していると、
そこに厚仁を見ることができた。
それが何よりの悦びだった。


厚仁が射殺された場所は人家もない原野なのだが、
カンボジアの各地から三々五々その地に人が集まり、
人口約千人の村ができた。

その村を人々はアツ村と呼んでいる、と噂に聞いた。
アツはカンボジアでの厚仁の呼び名だった。
人々は厚仁を忘れずにいてくれるのだ、と思った。


ところが、もっと驚いた。


その村の行政上の正式名称が
ナカタアツヒト村ということを知ったのだ。


このアツ村が壊滅の危機に瀕したことがある。
洪水で村が呑み込まれてしまったのだ。

私は「アツヒト村を救おう」と呼びかけ、
集まった四百万円を被災した人びとの
食糧や衣服の足しにしてくれるように贈った。

ところが、アツヒト村の人々の答えは私の想像を絶した。
カンボジアの悲劇は人材がなかったことが原因で、
これからは何よりも教育が重要だ、
ついてはこの四百万円を学校建設に充てたい、
というのである。


こうして学校ができた。

名前はナカタアツヒト小学校。
いまでは中学校、幼稚園も併設され、
近隣九か村から六百人余の子どもたちが通学してきている。

やがては時の流れが物事を風化させ、
厚仁が忘れられる時もくるだろう。
だが、忘れられようとなんだろうと、
厚仁の信じたもの、追い求めたものは残り続けるのだ。

これは厚仁がその短い生涯をかけて
教えてくれたものである。


厚仁の死から十五年が過ぎた。

ひと区切りついた思いが私にはある。
楽隠居を決め込むつもりはない。
国連は改めて私を国連ボランティア終身名誉大使に任じた。

この称号にふさわしいボランティア活動を、
これからも貫く決意だ。

十五年前、あれが最後の別れになったのだが、
一時休暇で帰国しカンボジアに戻る厚仁に、
私はこう言ったのだ。


「父さんもベストを尽くす。厚仁もベストを尽くせ」


ベストを尽くす。

これは息子と私の約束なのだ。

厚仁の短い生涯が、人間は崇高で信じるに足り、
人生はベストを尽くすに足ることを教えてくれるのである。
http://www.chichi.co.jp/monthly/200809_index.html
  


Posted by 大春 敬/Tak O'Haru at 22:46Comments(4)

2010年09月29日

日本人の誇り シリーズ

まず、下記をご一読ください。

ATTITUDE
by: Charles Swindoll

The longer I live, the more I realize the impact of attitude on life.

Attitude, to me, is more important than facts. It is more important than the past, than education, than money, than circumstances, than failures, than successes, than what other people think or say or do. It is more important than appearance, giftedness or skill. It will make or break a company... a church... a home.

The remarkable thing is we have a choice every day regarding the attitude we will embrace for that day. We cannot change our past... we cannot change the fact that people will act in a certain way. We cannot change the inevitable. The only thing we can do is play on the one string we have, and that is our attitude... I am convinced that life is 10% what happens to me and 90% how I react to it.

And so it is with you... we are in charge of our attitudes.


一昨日、弊社Office Teamは、新規お客様を訪問しプレゼンを行いました。まさしくこの"Attitude"を実感させる経験でした。
今までも我々チームは素晴らしいお客様に恵まれて本当に感謝の連続でしたが、一昨日の面談は我々チームにとって非常に感激し勉強になった貴重な機会でした。

面談して下さったお二人の御対応、マナー、質疑応答など、素晴らしくフレンドリーかつ御丁寧でした。
最後にエレベーターのドアーを手で押さえてお見送りを頂いた時、私のパートナーは凄く感激していました。

Priceless!


これが、我々Office Teamです。我々もしっかりと見習います。



ガラッパチ不動産  


Posted by 大春 敬/Tak O'Haru at 22:45Comments(4)

2010年09月27日

日本人の誇り シリーズ



先週木曜日、またまた北米でいや世界で大活躍する日本企業を訪問して参りました。
シカゴ地区に相応しく、バイオケミカル関連企業で、主に血液検査機器及び消耗品を製造販売されている企業です。日本では、70%以上のシェアーをお持ちで、アメリカでもここ10年強烈に伸張中。アメリカの景気停滞などどこ吹く風、この企業は活気に満ちあふれ拡大計画で大忙しという状況でした。

写真は、2007年に建設した北米新工場です。
この建物、工場とは思えない素晴らしいデザインで、生産を行うという目的だけでなく生産現場そのものがショールームとなって、製品/サービス/品質など事業活動そのものをプレゼンされているようでした。
非常に参考になりました。

この企業のすばらしさは、適切な現地化の推進にあると感じました。この北米事業会社の社長は、社内からの抜擢人事だそうです。
日本らしい生え抜きの登用とそれに応え本社の顔色を見ずに、正論でガンガン進んで行く現地企業。これぞ、Glocalizationではないかと思います。

当日オフィス及び工場をご案内して下さったお客様の趣味である将棋のお話を頂き、またさらに自分の知らない世界をかいま見る事もできました。その方曰く『将棋は、人生やビジネスの縮図みたいなもの』。さらに非常に印象的であったお話は、プロの将棋は、最後の最後まで詰めず先が見えた時点で終了する“美学”があるとお聞きしました。ですから、素人が見ても何故これで勝負がついたのか分からない状況が多々有るそうです。

ビジネスも人生もそういう面でも同様だと思います。相手を徹底的に追いつめてはいけないし、見苦しい足掻きなどは見せずに負けを素直に認め、潔しとする日本の文化を尊重することは良い事だと思います。


日本企業も、イチローさんに匹敵する活動をされています。
先週、また、日本人として誇れる瞬間でした。


いつかおいらも不動産


  


Posted by 大春 敬/Tak O'Haru at 22:30Comments(2)ビジネスアイディア

2010年09月25日

イチロー Ichiro 一朗



ESPN誌の表紙、カッコイイですよね。

日本人が、世界に誇りを持てる強烈な瞬間でした!
10年連続200安打は、1876年National League発足から数えて約18000人のMajor League Playerの誰も成し遂げなかった偉業中の偉業。

日本でどれだけ大騒ぎになったか分かりませんが、日本のスポーツ史上最高記録達成だと思います。

イチローさんについて色々な逸話が存在しますが、Field(日本語ではグランドですよね)でイチローさんを見て誰もが驚くのが準備運動だそうです。用意周到、MLB選手の中でもめちゃめちゃ注目されているそうです。

画一的な教育方針の日本で生まれ、歪なやり方を嫌う日本から、このような芸術的な人物が誕生する事実も、正直かなりの驚きです。

200本安打10回達成、過去最多安打の記録を持ちながら、野球賭博への関与から殿堂入り出来ていないPete Roseが、インタヴューでイチローさんの達成に憎まれ口を叩いていますが、それほどの選手が下らないコメントをする姿を見て、やはりこの人は殿堂入りに値しない人間だと痛感しました。

いつも酒飲み話でするのですが、このイチローさんの業績をビジネスに例えたらどうなるのでしょうか?
Jack Welchの23年連続企業総資産価値向上の偉業を破るようなものです。

非常に興味深い内容として、MLBではこれだけ強烈なイチローさんよりも多く給料をもらっている人が10人もいます。これまた、ちょいと不思議な感じがします。
"Marketability" 市場価値とでも訳しますか、視点が違うのでしょう。

しかし、アメリカの文化の中心であるBaseballの世界で、歴史上最高の"Baseball Player"に日本人が成った。信じられない事実です。


その苦労と達成感がイチローさんのこのコメントに全てが現れています。

『この記録達成の難しさは自分が一番分かっています。』


何から何まで格好良いですね・・・


鳥肌不動産



  


Posted by 大春 敬/Tak O'Haru at 21:15Comments(9)プロフェッショナル

2010年09月22日

根性 VS 論理



コンクリートの隙間から奇麗な花を咲かせるのは根性なのでしょうか?
光と水と土があれば、コンクリートの隙間からでも花を咲かせる事ができるのですよね。本能的に・・・

良く“体育会系”という言葉を耳にします。
“体育会系”は、論理的ではなく体力で乗り切る人間を意味するのでしょう。(勿論、私もよくそう言われて来ました。)
でも大きな間違えです! だって、私は体育会系ではなく、体育会そのものでしたから。

体育会とはやはり、根性/体力/気合いだけで生きていて、論理性や合理性を持ち合わせない人達の集団なのでしょうか?

大成功をしているビジネスマンが成功の秘訣を上げる時、必ずと言っていい程出てくる言葉が“体力”です。
“体力”の無い人間は絶対に成功しないと。
また、次によく出てくる言葉は“諦めないで続ける”こと。
そして締めは“どんなに失敗しても挫けない”こと。

成功の秘訣を論理的に組み立てると、成功するには体育会系でないとだめ?という意味に成りますか???


シカゴで知り合った日本企業の経営者が教えて下さいました。
「一芸に秀でた奴は、必ず他の世界でも成功する!」と。
その方は、アイスホッケーの選手で、60を過ぎてもまだプレーしていらっしゃいます。そして、ご自分が経営する企業に元NHLの選手を多数採用し素晴らしく成功しています。


小林浩美選手がゴルフ上達の秘訣を昔こうおっしゃっていました。
「適切な練習を沢山することです。」

体力を活かして折れない気持ちを維持する根性もって、論理的に行動すれば必ず成功するということになりますよね。

体育会で行われて来た一瞬理不尽に見える行動も、社会に出てみると意外にも論理性のある仕来りだったりすることもあります。
(そうでないことも沢山有りましたけど・・・)


決めつけ、思い込み、先入観。
これを解き払って、もう一度原点を考えてはいかがでしょうか!?


ちょっと、何が言いたいかお分かり頂けましたか?


根性無し不動産






  


Posted by 大春 敬/Tak O'Haru at 13:07Comments(6)スポーツ

2010年09月18日

民主党政権に期待すること



いつもご紹介している「致知」のe-mailから、8月終戦記念日にご紹介し損ねた文を下記に。
これを是非民主党政権の方々に読んで頂き、国政への取り組み方をもう一度考え直して頂きたいと思います。

時代が違えとは言え、同じ日本人として学べるところは多いと思います。

今現在このアメリカでも数万人が戦時下で勤務をしています。
特攻隊とは異なると言えども、戦時下ですから無事に帰還できる保証はありません。
私は戦争を絶対に肯定しません。
しかし、特別な報酬もなく国の為に働く人達がいる国とそうでない国とは大きく違ってくると実感します。

一度、アトランタの空港でイラクから戻った部隊に遭遇したことがあります。彼らが整列をしてゲートから出て来た時、空港中が割れんばかりの拍手で包まれたことを鮮明記憶しています。アメリカがイラクで行っていることが正しいとは思いませんが、アメリカが今まで行って来た戦争全てを正しいとは思いませんが、胸を張って帰還した軍人を国民全てが心から褒め讃える姿には感動し、目頭が熱く成りました。

戦時下とは言え、この特攻を見送った方々の心には想像を絶する思いが残されているでしょう。



※※※※※※※


特攻隊の真実
…………………………………………………………………………

  戦争という逃れ得ぬ境涯の中で、国を思い、
  愛する人を思い、散っていった若者たち。

  同じ時代に生きた者の務めとして、
  その純粋な思いを書きつづってきた
  作家・神坂次郎さんの対談記事を抜粋してご紹介します。


    2006年8月号 特集「悲しみの底に光るもの」より

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第七十二振武隊員の千田孝正伍長のことは、
お芝居でも書いて随分感動を呼びました。
 
第七十二振武隊というのは、
昭和20年5月27日に、万世飛行場から出撃した部隊なんですが、
自分たちから“特攻ほがらか部隊”
と名づけたくらいに陽気で愉快な連中の集まりでした。

出撃前に1週間ほど滞在していた横田村(現・東背振村)では、
夜になると地元の人々が慰問に訪れていたのですが、
隊員たちの元気な余興に、
逆に村の人々が元気づけられるほどだったそうです。

中でも人気者の千田伍長が、
ひょうきんな身振り手振りで踊る特攻唄は、
村の人々を爆笑させました。

ところが、出撃前日の夕方、
竹林の中であの陽気な千田伍長が、


「お母さん、お母さん」


と泣きながら日本刀を振り回していたのを、
通りかかった女子青年団員の
松元ヒミ子さんが見ているんですね。

そういう話になると、もう、
涙が溢れてきて、私などは何もしゃべれなくなる……。

なかなかいまの人には
理解していただけないとは思いますが、
いかに私たちの青春というのが
凄まじいものであったかということです。

松元ヒミ子さんはおっしゃっています。


「日本を救うため、祖国のために、
 いま本気で戦っているのは
 大臣でも政治家でも将軍でも学者でもなか。

 体当り精神を持ったひたむきな若者や一途な少年たちだけだと、
 あのころ、私たち特攻係りの女子団員は
 みな心の中でそう思うておりました。

 ですから、拝むような気持ちで特攻を見送ったものです。
 特攻機のプロペラから吹きつける土ほこりは、
 私たちの頬に流れる涙にこびりついて離れませんでした。

 38年(談話当時)たったいまも、
 その時の土ほこりのように心の裡にこびりついているのは、
 朗らかで歌の上手な19歳の少年航空兵出の人が、
 出撃の前の日の夕がた


 『お母さん、お母さん』


 と薄ぐらい竹林のなかで、
 泣きながら日本刀を振りまわしていた姿です。
 ――立派でした。あンひとたちは……」  


ただ私は、決して戦争を肯定したり、
特攻を美化したりするつもりはありません。

特攻は戦術ではなく、指揮官の無能、堕落を示す
“統率の外道”です。
私は、その特攻に倒れた若者たちが見せてくれた、
人間の尊厳、生きる誇りを語り伝えていきたいのです。
 
自分の命を白熱化させ、
完全燃焼させて飛び立っていった特攻の若者たちは、
生きていた歳月はわずかでも、その人生には
いまのような生ぬるい価値観を
拒絶したような厳しさがありました。

その厳しさの中で自分の人生、
命の尊厳を見事に結晶させていったのです。

日本人としての誇りを持って飛んでいって
ついに還ることのなかった彼らのことを語り続けることで、
愛する日本の未来に新たな光がもたらされることを願っています。


※※※※※※※




こうして国のために命をかけて下さった方々の為にも、日本を国民が国を愛し、国の歴史に誇りを持ち、国の将来に希望を持つ国にしたい。

みなさん、そう思いませんか?

いみじくも、79年前の今日、満州事変が起こりました。



だからこそアメリカで不動産





  


Posted by 大春 敬/Tak O'Haru at 21:45Comments(6)

2010年09月17日

望郷の念



来週住み慣れたシカゴを離れ生まれ故郷に帰る方と昼食とご一緒しました。その方は、本当はこのシカゴを離れたくはないし、心底自分の職務に誇りを持ち、過去の実績もこれからの計画も含めて大事にしている職務を辞する事が本意ではない。

しかし、組織環境の著しい変化、乖離が益々激しく成ってくる周囲との意見の不一致等、考えに考え抜いて下した決断だそうです。

人は、立ち位置が違えば視点が異なる。
人は、優先順位が違えば意見が異なる。
人は、苦しい事から逃げるだけでなく、苦しい事に近寄らない様にします。

極めて当たり前この事ですが、そのベクトルが合わない人達が集まってくるのが組織です。
では、すれ違う考えをまとめるにはどうすればいいのか?

ここで、リーダーシップの重要性が明らかになってきます。

しかし、立ち位置が比較的近く、優先順位を余り明確にしない日本人組織には、リーダーシップの重要性が求められないのが実態かもしれません。

多様性を追求する事。
そこから、日本企業の変身が始まるのではないかと最近思います。

昨晩は、アメリカに移り住んで勝負している方3名と会食をしました。
みんな口を揃えて言う事は、日本の文化/食/人は大好き! でも、日本の政治/社会/企業内で生きて行くのは難しいということ。

昨晩は、人種差別の話がでました。
アメリカは、人種差別があることを公に認めているので、差別が起きないように法律を作り防止することに力を注いでいる。
日本は、差別があることを認めていないどころか、事実に目を伏せて話題にも出さない。

アメリカは、人種差別が明白なのに素晴らしいパフォーマーに関しては惜しみない賞賛を与える。
日本は、何か特別なパフォーマンを見ると、何か特別な理由を見つけようとする。

アメリカのスポーツジャーナリストの一人が、“イチローは素晴らしいBaseball Playerだ!ただ、生まれる国を間違えただけだ。”と言いました。“彼がアメリカ人だったら・・・”とは言いません、“生まれた国を・・・”という違いにお気づきですか?

来週帰省する方も、“何人だったら・・・”ではなく、“働く組織が違っていたら・・・”と感じているのかもしれませんね。
なぜなら、意見が合わなかったからではなく、"Thank you"と誰からも言われなかったから・・・


無力不動産  


Posted by 大春 敬/Tak O'Haru at 22:43Comments(1)マネジメント

2010年09月14日

拘りが何かを変えるのでは?



昨日、バイオケミカル業界の企業を訪問して参りました。この企業はアメリカ市場で事業拡大を狙い、シカゴ郊外にラボを新設され現地化を実現しました。この分野は未知数に技術的な可能性を秘めていて、日本が国を挙げて支援をし世界と勝負できる分野です。

弊社はこの企業の全くお役にもたっておらず、先日たまたまある会合でお会いした方を訪ねて行っただけにも関わらず、その方は施設見学をしながら事業活動内容の説明を丁寧にして下さいました。また、各マネジメントの方々もご紹介頂き、企業の風土/お人柄にも触れる事ができました。本当に感謝です。

この企業の特徴は、”徹底的な拘り”だそうです。ビルの設計/装飾デザインから始まり、ネジの締め方一つまで徹底的な拘りです。
このように経営者の人生観に基づく細部に渡る拘りこそ、この企業の“軸”になりその軸から“Core Competence"を創造し増長していると感じました。 ("Core Competence"とは、「顧客に特定の利益をもたらす技術、スキル、ノウハウの集合である」とHarvard Business Reviewで定義しています。)

この“徹底的な拘り”が社員とも共有されていて、やらされているという雰囲気は全くなく自ら行動するという風土を直感的に受けました。社員の方々の顔つきと態度が違いました。

実は5月日本に出張した際、イリノイ州政府主催のセミナーでこの企業の方3名と名刺交換を致しました。経営企画室/管理部各部門の方々が三名とも女性でした。アメリカでは全く驚きませんが、日本のビジネス環境では非常に稀なことですよね。
昨日訪問した現地事業会社の財務担当の副社長もオペレーションの責任者も女性。ここにも拘りを感じます。

誤解をしないでください。女性がいいと言っているのではなく、拘りを持って広い視野で適材を適所に配備していらっしゃると感じたという意味です。


少し話題をずらしますが、そう言いながらまた一方で、「適所適材」という発想もあるようです。
致知出版社のメールにあった文をご紹介します。

久保龍太郎
       (くぼ・りゅうたろう=日清食品元取締役マーケティング部長)


日清食品に入社して五年目のことである。
常務との話の最中、


「君、“適所適材”になれ」


と言われた私は、とっさに


「え?適材適所、ではないでしょうか」


と聞き返した。
するとこんな言葉が返ってきたのである。


「君は何の“適材”や。
バット一本、絵筆一本で飯が食えるのか?


食えんからウチの会社に来たんだろう。
君はまだ入社して五年目だから、
これからいろんな所へ行かされる。

 どこへ行っても自分の与えられた所、
 そこを“適所”とせよ。
 そしてその“適材”となれ」


その後、私は商品開発やマーケティングを中心に
いろいろな職務を経験したが、どこへ行こうが、
この「適所適材」が脳裏に焼きつき、
決して離れることはなかった。

私のビジネス人生を支えた言葉の一つである。


以上、なかなか厳しいこのような発想もいい拘りですね。サラリーマン社会では、この方がより実践的かもしれませんが、実社会は、適任者を能力や性質で選ぶのではなく、会社の中で“愛い奴”が抜擢されたり消去法で人選したりということが多いかもしれません。
でもその中で、適所適材を発揮して実績に繋げる人もいますし自らを否定して潰れて行く人もいます。
しかしどういう結果においても、敗者復活戦のある社会になれば皆思い切って挑戦ができるようになると信じます。

この企業を訪問して、WHITE CUBEもまだまだ脇が甘いと実感。
拘り具合がまだまだ甘い。

昨日は、強烈な衝撃を受けました。
"Priceless!"


感激不動産





  


Posted by 大春 敬/Tak O'Haru at 23:22Comments(5)ビジネスアイディア

2010年09月12日

TOP Chicago 10周年記念



9月9日、TOP Chicago 十周年記念パーティーにお招きを頂き出席して参りました。
シカゴダウンタウンの小粋なレストランで200名近くのゲストを招いて、盛大に行われました。

私は、この日出席するまでTOP Chicago及びその責任者である加地謙吾さんの経歴を深く知りませんでしたが、数々のお話をお聞きして行くうちに、加地さんに取ってこの十年は強烈な日々であったという事が分かりました。

推定40前の加地さんが十年前に独立したということは30前に起業したことになります。TOP New Yorkとの合併後10年で、 Chicago/Atlanta/San Francisco支店を統括し、業界で確固たる地位を築き上げるまでに至った実績は次のような要因があったのではないかと推察します。

1ー 好きこそものの上手なれ
2− お客さま第一主義
3ー 管理ではなくリーダーシップ

特に、パーティーでお会いした社員の方々から受けた印象は、

・ 管理された組織ではなくリードされた会社
・ 本音で真っ向勝負している会社
・ 故に明るい会社

何となく大企業と正反対ではありませんか?


お客様を訪問すると、必ず出る話題は『人材不足』。
「人材が育たない」という表現が多いですね。
人材は”育つ”のではなくて、”育てる”のだと思います。
そして”育てる”というのは管理するのではなく、しっかり見守りながら自発的行動を導いていくことだと思います。
管理しないからと言って、ただ放牧してもいけません。

子供を育てるのと同様、子供が朝自分で起きるようにするには、親が起こしていてはいけません。自分で起きるように導いてあげることです。そして、一度や二度失敗をさせることでしょう。
手痛い遅刻を経験して初めて定刻よりも早めに行く大事さを知るのではありませんか?

私のラグビー友人で、一度の遅刻から高校時代メンバーを外された経験を持つ彼は、それ以来絶対に時間よりも早く行くことを身につけたそうです。彼はそれがきっかけで花園全国大会の決勝に出場していません。実はその決勝こそ、スクーワーズに出てくる、あのラグビー史に残る名勝負なのです。

企業でも同じだと思います。お客様に怒られて初めてお客様の有り難味を知るのではないでしょうか?
上司が怒ってもそれほど効き目はありません。お客様でなければ威力がない。
そして、お客様が無理難題を言って来たときに、上司も社員に同情するのではなく、なんとか論理的に解決をする方法策を部下と検討して部下にやらせて上げる事だと思います。

勿論、お客様も敗者復活を認めて下さる懐をお持ちであると信じてのお話ですが・・・

偶然にも、9月9日当日、WHITE CUBE LLCが初めて事業用地売却を成立して致しました。
Alliance Partner NAI HiffmanとのコラボレーションでSales&Marketingを担当しているMet Life Investment/McShane Development開発Business Park "HUNTINGTON 90"での第一号の契約です。

本当にありがたい気持ちで一杯です。

WHITE CUBEは10周年まではまだまだ長い道のりです。
10周年を目標にするのではなく、気がついたら10年過ぎていたってな感じがいいですね。

無我夢中不動産










  


Posted by 大春 敬/Tak O'Haru at 00:07Comments(4)ビジネスアイディア

2010年09月09日

”足るを知る” 機能の付加価値






アメリカ人の友人がMercedes Maybachの写真を送信してくれました。3~4 千万円するのでしょうか?
自動車で移動している時間、自動車で移動している間に求める機能、自動車そのものの付加価値。

この車にそれだけの価値を見いだす人は、この車を購入する。シンプルだと思います。

私は、お金は物事の価値を流動させる媒体だと思います。物物交換ができなくなった時代に生まれたものだと思います。
自分が働いて価値を創造してその価値を換金したら、またどこかで価値のあるものに使わなければ経済は廻らないと思います。
お金は健全に稼いで、楽しく使いましょう!
動かさないと水と同じで腐ります。



人を運ぶという価値から見れば、これでも十分に快適かもしれません。




価値と価格のバランスをどう考えるか!?


40後半になって、初めて気がついた視点です。


遅咲き不動産





  


Posted by 大春 敬/Tak O'Haru at 23:56Comments(4)ビジネスアイディア

2010年09月07日

季節の変わり目



アメリカ中西部では、5月最終月曜日のMemorial Dayに始まった夏も、9月第一月曜日のLabor Dayで夏の終わりを告げます。
屋外プールはこの週末で終わり、一般家庭でもBBQ納めでそこら中BBQの匂いが立ちこめています。

幸運にも、天候にも恵まれ気温80度(摂氏25−6度)という完璧なBBQ日和。
しかし、今週から70度前後(摂氏17−18度)に下がり、仕事をするには完璧な気候に成って行きます。(先週の金曜日/土曜日は突然摂氏10度まで落ちましたが・・・)

9月から10月にかけて、シカゴではIMTS(工作機械業界展示会)や、Graph Expo(印刷業会展示会)など大きな展示会が目白押しで、日本からの来訪客も多く、恒例、秋の賑わいです。

9月第一週に衣替えの時期を迎え、ショーツをしまってジーズを出してくる寂しさは、亜熱帯日本に生息される方々には理解出来ないでしょう。

残暑お見舞い申し上げます。


色白不動産
  


Posted by 大春 敬/Tak O'Haru at 20:47Comments(4)アメリカ

2010年09月04日

タブレット型PC市場競争激化!



今、ニュースで話題になっていますが、i-podが独占状態であるタブレット型PC市場にサムソンとデルが新製品を投入してきました。
サムソンは欧州市場に特化してi-podよりも高い価格で、デルはAT&Tと組んで低価格勝負に出てきました。

二匹目のドジョウはどうなるのか?

私は、この産業の専門家ではないので、全く違った視点からお話をします。

まず1ー この競争に、日本企業が加わっていないのはなぜでしょう? 社内で稟議書が止まっていて、乗り遅れたのでしょうか?
その2ー サムスンは、何故i-podよりも高い値段で追撃して来たのでしょうか? 特別な機能が付加されているのでしょうか?
その3ー AT&Tがデルと組んだところを見るとAppleの独占契約を失うということでしょうか?

1と3は、どうでもいいとして、2の価格戦略の部分に私は深く興味があります。

昔インキ屋時代に、競合の社長からこう言われたことがあります。
”とうとう、うちの客を取ったな。でも、価格ではなくコンセプトとサービスで取ったことは褒めてやる。”と。

手前味噌は別として、864ユーロで販売させているi-podに対して、サムソンがどうやってGalaxy Tabを959ユーロで市場に投入するか戦略を聞いてみたいものですね。ちなみに、デルはATTと契約すれば$299、単体では$599という価格帯。
さて、Appleはどうする?

あえてキレイ事を申し上げます。
価格だけでなく、消費者が微笑むような付加価値で競争をし、談合ではなく業界全体が協奏していける社会を夢見ます。

適当な価格から適当収益を上げる。恩師の言葉です。


敵闘不動産



  


Posted by 大春 敬/Tak O'Haru at 04:07Comments(2)ビジネスアイディア

2010年09月01日

算数と敗者復活戦

□ ー 1 = 0


このに当てはまる数字を入れてみて下さい。


アメリカと日本の違い その1

アメリカの小学校では、こういう算数の問題がよく出ます。

□ + □ = 8
□ ー □ = 5


1 + 1  =  □ という日本式は少し違います。何が違うかというと、複数回答あるということと如何様にも論理が展開できること。日本も新卒や定年退職と言った決まりきった回答ではなく、自由な論法で複数の回答を受け入れる風潮に変えて行く必要がありませんか!?

それでは、始めの出題に戻ります。あるホテルでは、この□ ー 1 = 0の□を100と規定しているそうです。

100 ー 1 = 0


どういうことかお分かりになりますか?
要するに、一度でもミスを犯したら全てがゼロになってしまうという教訓です。その厳しい姿勢や方針は素晴らしいと思います。がしかし、その一度のミスを置かした人はそれで終わりでしょうか? そこが私の興味のあるところです。


日本とアメリカの違い その2

敗者復活戦


アメリには敗者復活戦の文化があります。一度や二度ミスをしても、どこかで必ず再挑戦できます。
だから、大胆なチャレンジができます。
企業でも社会でも敗者復活戦のチャンスはそこら中にあります。過去の失敗をした経営者も、また、別の会社でチャンスがもらえます。



photo by サンスポ

ですから、サッカー日本代表新監督のザッケロー二さんにも、挑戦の機会と敗者復活の機会を与えてあげて頂きたいですね。マスコミには、単に勝ったから○で、負けたから×といった素人風な論法から、戦略やマネジメントの部分や長期的展望に立って論理的な報道を期待します。
日本のマスコミは、世界で一番悲観的な表現や否定的な論点で報道すると言われていますので、これを機会に、どうしたら強く成るかを議論する肯定的な報道に切り替えてみてはいかがでしょうか?

社会的にも、子供や若者にも敗者復活の機会を与えられれば、失敗を恐れず何かにチャレンジする風土が生まれるのではないかと思います。少なくとも、日本が世界で唯一行っている”新卒採用”と”定年退職”制度を直ちに取りやめるべきです。
これは、世界では完璧に非常識ですし、司法国家では完璧な差別行為として”犯罪”扱いを受けます。

J-SOXに時間とお金を費やすなら、差別行為を撲滅に尽力して頂きたいと思います。


すっかり話が横道から外れ樹海に突入しかけました

なぜか熱い不動産





  


Posted by 大春 敬/Tak O'Haru at 13:38Comments(2)ビジネスアイディア